世界史リンク工房

大学受験向け世界史情報ブログ

2022年09月

秋用 - コピー

毎度お世話になっております、かるぱっちょ様より、秋向けのヘッダーをおつくりいただきました。ここしばらく台風が続きましたが、おとといくらいから秋らしい日が続いていますね。秋と言えば、食欲・運動・読書・世界史ですw いつもご覧いただきありがとうございます&今後ともごひいきにお願いいたします。
 
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ヨーロッパ統合については、早慶のほか、国公立でもわりとよく出題されます。政治系・経済系の学部で多い気がします。最近の論述問題で印象に残っているのは、上智TEAP利用型の2018年問題でしょうか。当時はBrexitが大きな話題となっていた時期でしたので、その分、頭に残っています。問題の方も250字~300字の論述が二つと、かなりボリュームの大きいものでした。それから、2015年の一橋の大問2(400字論述)なんかもありましたね。ECASEANの歴史的役割(共通点・相違点)を述べさせるものでした。ヨーロッパではありませんが、ASEANの役割や性質(反共同盟から経済協力機構へ)については、関連する問題が最近の慶應(経済2022年)などでも出ましたね。もっとも、慶應の問題はASEANをダイレクトに聞くというよりは、それとからめてインドネシアの政変(1965年の九・三〇事件:スカルノからスハルトへの権限移譲のきっかけを作った事件)を聞く問題でした。いずれにしても、地域統合の問題は頻出とまではいかないものの、それなりの頻度で出てくるように思います。

そんなわけで、ヨーロッパ統合の流れと関連する諸条約をまとめた表を作ってみました(作成にあたってWikipediaの「欧州石炭鉄鋼共同体」ページの「条約の変遷」という表を参照しました)。もっとも、これでEC・EU関連を全て網羅するわけではないですけれども(EU憲法とかは示してませんし)。


ヨーロッパ統合過程

 ぶっちゃけ、ヨーロッパ統合関連で出題頻度がとにかく高いのはシューマン=プラン、ECSC(ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体)と、マーストリヒト条約です。それに続いて、ECEU、ローマ条約とリスボン条約が続く感じ。あとは、早慶などの問題で原加盟国(仏・西ドイツ・イタリア・ベネルクス三国)や、1973年にECが拡大した時の加盟国(イギリス・アイルランド・デンマーク)、EUの本部がブリュッセルなどがわりと問われる感じ。あとは、そこまで出てこないけど受験生がいまいち理解できないものにEMS(欧州通貨制度)がありますけど、これも「ユーロ導入の準備してた」くらいで理解しておけば十分かと思います。

 ただ、ヨーロッパ統合がらみで厄介なのは、たまーにEU成立後の加盟国が「いつ加盟したか」、「そもそも加盟しているか」などを正誤問題で問うてくることがあることですね。最後の加盟国が現状ではクロアチア(2013)だとか、よくEUとの関係で話題にあがるトルコが加盟しているかどうか(正解は「加盟していない」)くらいならばかわいいものですが、ハンガリー(2004年加盟)だのルーマニア(2007年加盟)だのが加盟しているか、いつ加盟したかなどを高校生に問うのは、受験勉強のコスパを考えた際に「勘弁してほしいな~」と思います。まぁ、全部覚えているにこしたことはないのですけど、現在のところ加盟国27カ国(笑)ですからねぇ。ヨーロッパ統合についてはメインのところをしっかりおさえておいて、重箱の隅つついたような問題が出てきてしまった場合には「こんなもん出すなんて、こいつセンスねぇな。」と毒づいていくらか絞った後は勘に頼ってもいいのではないかという気もしますw 今年はとかくヨーロッパが話題になった年であったかと思いますので例年よりも少し丁寧に見ておいた方がいいかもしれませんね。

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