【定期考査】
・アテネ民主政発展の展開についてはクレイステネスとペリクレスをおさえておく
:アテネの民主政発展期の主な指導者と業績は以下の表の通りです。
これらのうち、クレイステネスとペリクレスだけが多くの情報量を備えていて、かつ頻出です。これに対し、その他の指導者は「ドラコン‐成文法」、「ソロン‐財産政治」、「ペイシストラトス‐僭主」など、一問一答的な単純記憶でまかなえます。正誤問題などを考えた場合、クレイステネスとペリクレスをしっかりおさえておくことで選択肢を減らすことができ、正答率が上がるはずです。
また、アテネ民主政については以下の①~⑤のように「民主的でなかった状態→民主政」という流れ・ストーリーで理解すると定着しやすいです。ここで注意すべきは、テミストクレスとサラミスの海戦の時期がどこか、ということではないでしょうか。
①貴族が法を独占して全然民主的じゃなったので、ドラコン法ができた。
②財産の保有量に応じて政治的責任を定めた(財産政治)
③僭主があらわれた
④僭主出現を防止するために陶片追放ができたほか、より民主的なシステムが作られた
⑤ペリクレスの時期に直接民主政が完成した
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