【共通テスト】
・ホスロー1世は6世紀ユーラシアをつなぐツール
:ササン朝のホスロー1世は頻出の君主ですが、意外に受験生はうろ覚えであることが多く、差のつく人物です。特に、3世紀のシャープール1世との区別をつけることは重要なのですが、それだけではなくホスロー1世を結節点として6世紀ユーラシアの横のつながりを確認することもできる超重要人物です。
たとえば、以下の出来事はすべてホスロー1世を起点に確認することができます。
・ホスロー1世は6世紀の人
・ホスロー1世はビザンツのユスティニアヌスと抗争した
・ホスロー1世は突厥と協力してエフタルを挟撃し、滅ぼした
これらのことをしっかり把握すれば、ユスティニアヌスやエフタル、突厥がいつ頃の人物・国家なのかということの把握も可能ですし、突厥が中国の南北朝時代から隋・唐代にかけて勢力を増したということも把握しやすくなります。6世紀のユーラシアにおけるおおよその勢力関係は以下のような形でとらえることができます。
コメント