世界史リンク工房

大学受験向け世界史情報ブログ

カテゴリ: お役立ちサイト(HP、ブログなど)

いやー、どうなることかと毎日チェックしてましたけど、復活してくれたようです(2022年2月4日現在)。よかった~(汗) 他のものでも調べられないことはないですけど、ちょっとしたこと調べるにはやはりコスパがいいですからねぇ。
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なんとまさかの「世界史の窓」がこの受験期につながらないという悲報。
調べたところ、私だけではないらしく、ネットに悲しみがあふれていました…。
https://togetter.com/li/1836850
どうも、警告の原因は私の調べた限りではSSL証明書の期限切れっぽいですが、当事者でないのでホンマにそうなのかは分かりません。
https://amsstudio.jp/news/privacy-protection-warning
いずれにしても、あの膨大な量のデータベースが見られないのは大きな損失なので、早く復旧するといいなぁと願っています。


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先日、Slave Voyagesをご紹介したのですが、なかなか素人でも気軽に扱えるデータベースって見つからなくて、探していたんですね。日本のものもあるんですけど、どちらかというと研究者が使うことを想定したもので、中学、高校生が気軽に触れるにはちょっと敷居が高いものばかりで。Slave Voyagesもそういう意味では決して敷居は低くない(そもそも英語サイトだし)のですが、それでもちょっとした使い方さえ分かればそれなりに遊べはするんです。

で、何かないかなーと思っていた矢先、先日参加した西洋史の研究会で、アーカイブズを専門にされている大学院生が紹介してくれたのがこのEuropeanaです。

IMG_0186 - コピー

https://www.europeana.eu/en)
といっても、私が「紹介して!」と出会い厨みたいに言ったわけではなくて、話の流れの中で自然に登場してきたものを確認してみたら…「…ん?‥むむむ?これ、使えるじゃん!」となったのですが、大陸系ヨーロッパw(すみません、私どうしてもイギリスが専門なので微妙に大陸と断絶しててw)の若手の研究者の方ではわりと知られているサイトらしく、3000を超す様々な研究機関が、文化遺産の保護と紹介のために協力してつくったEUのデジタルプラットフォームらしいです。British Libraryやルーブル美術館といった有名どころから、EU加盟国における地域の文書館や美術館・博物館までが含まれていて、これを使うと収録されているコレクションから、先史時代から現代まで、あらゆる時代の生の史資料を探索することができます。やべぇw

 試しに、自分の専門なのでイギリスの議会史や宗教史に関する何かを探してみようということで、スコットランドのプレスビテリアンを検索してみました。そしたらこんな感じで色々出てきます。

画像1

画面の左上には検索条件の絞り込みもあって、文書が欲しいとか、写真が欲しいとか、時代はいつ頃とか、いろいろな条件をつけて検索することも可能です。なんだ、これ。もっと早く用意しろよw 何といってもすごいのは、ビデオ映像や音までコレクションの中にあるってことですよね。たとえば、以下の動画は、Europeanaで、以前東大1993年世界史過去問解説の中でご紹介したヨーロッパ=ピクニックを検索して出てきたものです。

 

https://www.europeana.eu/en/item/2051943/data_euscreenXL_EUS_2D093A8538BB47CB8FFDD49954193B19

 

文字しか出てこないサイトと比べると、写真や図像史料がたくさんあるサイトなので、研究者以外の人がちょっとした興味に基づいて調べてみたいなぁと思った場合でもわりに使える気がします。個人的にはホガース(William Hogarth)の作品をじっくり眺めてみたいですね。わりと楽しめそう。

IMG_0186 - コピー1

Europeanaについてより専門的な内容をお知りになりたい場合には以下のサイトに詳しく書かれていました。(私も拝見いたしました。)

https://current.ndl.go.jp/ca1863

 

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普段仕事をしていますと、やはりいろいろなサイトにお世話になります。雨温図を作るためのフリーサイトやら、白地図サイトやら。人によってはそうしたサイトの情報が有用であるという方もいらっしゃるかと思いますので、こちらの方では私が普段お世話になっているサイトのご紹介や使い方のご説明を簡単にしていきたいと思います。

おそらく、世界史をちょっと真面目に勉強した人なら一度はご覧になったことがある「世界史の窓」さんです。私もしょっちゅうお世話になっております。なかでも使えるのは用語解説で、山川用語集のめっちゃ詳しいバージョンを想像していただければよいのではないでしょうか。管理人の方は元先生だった方とのことで、さまざまな本を読まれて最近の学説なども適宜取り入れて解説されていますので大変使い勝手の良いサイトです。また、解説が詳しすぎず、高校世界史+αのあたりで止まっているあたりも良いところだと思います。詳しいのも善し悪しで、あまりに詳しすぎて情報量が膨大になってしまうと読み手が整理しきれず「ちょっと調べてみる」という用途には適わなくなってしまうのですが、そういった心配もこちらのサイトはないと思います。

 

ただ、「世界史の窓」さんは使いこなすのにはちょっとした工夫がいります。何も知らない人がいきなり「世界史の窓」さんのトップページに行ってしまうと、さてこれからどうしようという感じでサイト内をさまようことになってしまいそうです。

 

わたしは、こちらのサイトを上述の通り「ちょっと詳しい山川用語集」的な使い方をしているのですが、そういう使い方をしたい人はyahooなどの検索サイトから「自分の調べたい用語+世界史」と入れて検索してみてください。すると、もし「世界史の窓」さんにその用語があるのであれば、ほぼ必ずと言っていいほど検索の最上位に出てくるはずです。打ち込めばいいだけなので、用語集よりもスピーディーに調べられます。スマホよりはPC作業が中心の方向けのサイトかもしれません。問題作成や自分の知らない事柄については後で何らかのかたちで裏をとることになりますが、それを含めても大変便利なサイトであると思います。今後ともお世話になります。

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