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カテゴリ:テストで差がつくワンポイント > 5_ヨーロッパ世界の形成と発展

【難関大】

1453年が「オスマン帝国のメフメト2世によってコンスタンティノープルが陥落してビザンツ帝国が滅亡した年である」と覚えている受験生はいても、一方でこの年が百年戦争の終結年であることを意識している人はそこまで多くないように思います。この感覚はすごーく地味なのですが、意外と汎用性が高いです。

 

(オスマン帝国関係)

・メフメト2世(15世紀半ば)を境に

 前[14世紀後半~15世紀初]

:ムラト1世やバヤジット1世などによるバルカン半島への拡大期

 (1402年のアンカラの戦いでバヤジット1世が捕虜になったことで停滞)

 後[16世紀]

:セリム1世やスレイマン1世による再拡大

  

(百年戦争関係)

・百年戦争の開始時期が漠然とわかる(正確には1339年)

 ちなみに、百年戦争を始めたのがエドワード3世なので、二院制の成立時期もわかる

・百年戦争終結後まもなく、ばら戦争(1455-1485年)が起こるので、ばら戦争の時期やテューダー朝の成立時期(1485年、ヘンリ7世)が分かる。

 

やや発展的な内容ではありますが、出来事の整序問題や論述問題など、時代感覚をとらえる必要がある時にはわりと重宝します。

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正直に言ってそこまで頻出というわけでもないのですが、たまたま図表と地図をつくったのでw 地図の方はかなり前に作ったものなので、クラクフ大学のってません。

ヨーロッパ中世の大学はたくさん数がありますが、出題頻度が圧倒的に多いのは北イタリアのボローニャ大学と南イタリアのサレルノ大学である気がします。ボローニャは最古の大学とされますし、南イタリアは医学との関係でイスラームなどとも結びつけやすいので、出題しやすいのだと思います。できた時期については、当時大学がいつ形成されたのかは判然としないところもありますので、必ずしも「○○世紀」ということにこだわらなくても良いと思います。12世紀までにはできていて、ボローニャがおそらく最古、サレルノがそれと同時期くらいの理解で大丈夫かと。実際、『タペストリー』あたりを見るとサレルノは「?世紀」となっていますが、ここでは便宜上同大の名声が高まる12世紀に分類しました。

対して、パリ、オクスフォード、ケンブリッジは超有名で専門も神学のため、いまいち出題しにくい。オクスフォードがパリから移住した学生によって形成された話や、ケンブリッジがオクスフォードから派生したという特徴があるにはありますが、これをネタとした出題、そんなに頻繁には見ませんね。

それよりは、むしろプラハ大学あたりの方が特徴があって出やすい気がします。(ベーメン王カレル1世こと神聖ローマ皇帝カール4世による。)また、近年ですとシュタウフェン朝の参考書等での記述量が増しているので、フリードリヒ2世によるナポリ大学なんかもアリですね。クラクフ大学は正直まだあまり出題で見かける気はしません。ポーランドなので今後増えてくるかもしれませんが。

 

・中世の大学はまずボローニャ大学(北イタリア・最古・法学)とサレルノ大学(南イタリア・医学)をおさえる

・パリ、オクスフォード、ケンブリッジは神学

・余裕があればプラハ大学、ナポリ大学の特徴をおさえておくとよい


中世大学一覧 - コピー (2)

ヨーロッパ中世大学 - コピー
(赤は12世紀までにはできていた大学)
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