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カテゴリ:テストで差がつくワンポイント > 7_アジア諸地域の繁栄

【共通テスト】
 インドがイスラーム化して成立するデリー=スルタン朝最初の王朝である奴隷王朝の開祖アイバク(クトゥブッディーン=アイバク/クトゥブ=ウッディーン=アイバク)と、ムガル帝国の建国者バーブルは、教科書や参考書などでインド史が飛び飛びで出てくるせいか、混同しやすく、また時期がいつ頃かもつかみにくい部分です。少なくとも両者を混同しないように意識しておくとよいでしょう。

また、デリー=スルタン朝は奴隷王朝の後、ハルジー朝、トゥグルク朝、サイイド朝、ロディー朝と続きますが、この順番が時々問われます。一番最初の奴隷王朝と、バーブルに敗れるロディー朝が最も出題頻度が高いのでこの両者は覚えておくとして、残りの3つは頭文字のみとって「鳩さん(ハ・ト・サ)」とでも覚えておけば間違いはないでしょう。

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【難関】

・鄭和の南海遠征の時期は15世紀前半(14051430年)

:そんなのテストに出るの?と思われるかもしれませんが、これをしっかり確認して、鄭和とセットで把握しておくべき知識を組み合わせることで、特に私大系の正誤問題では驚くべき威力を発揮します。並べ替えの問題などでも活躍することが多いです。

 

鄭和については少なくとも以下の知識をセットにして確認しておきましょう。

①鄭和が派遣されたのは永楽帝の頃(ということは日本では足利義満や勘合貿易の頃)

②寄港地の中では、マラッカ(朝貢貿易拡大)、メッカ(鄭和はイスラームの宦官)、マリンディ(アフリカ東岸もっとも遠くまでいったところ)の出題頻度が高いので、場所も含めて覚えておく

③大航海時代よりも半世紀以上前

 

 

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